実験データ
 
 速読経験者の脳は、明らかに右脳が活性化していました
 
西村和雄氏
西村和雄 教授
京都大学経済研究所教授
1946年 北海道生まれ
東京大学卒業 ロチェスター大学大学院博士課程修了(Ph.D)。
日本経済学会会長(2000−2001年)
平成14年8月より 京都大学経済研究所の西村和雄教授らが、速読と脳活動の研究を進め、速読時における脳活動の解析プロセスが確立し、5月24日に 特許庁に対して、特許の出願を行いました。
 
 
 視空間情報処理・情動表現の発現や理解に活性化
   
 
私は当速読トレーニングシステムを、日本速脳速読協会と共同研究していますが、このシステムの速読と脳のかかわりを調査してみて驚いたは、右脳の前頭葉が主に働いているという点です。普通速読が出来ない人が本を読めば、主として左脳が働きますが、速読読みをしている人の脳は左半球・右半球がともに活性化しています。これは言語システムとしても興味深いことです。このように脳をうまく使うことができることで、読書スピードを高めるだけにとどまらない様々な効果が期待できるツールと言えるでしょう。

「わがままな脳」(筑摩書房)、「平然と社内で化粧する脳」(扶桑社)、「知性の脳構造と進化」(海鳴社)など脳に関する著書多数

澤口俊之氏

北海道大学大学院医学研究科 (高次脳機能学分野)元教授

      左半球前頭連合野             右半球前頭連合野      
  速読未経験者   活性化 活性化せず
  速読習熟者   活性化 活性化
言語処理・文法の正誤を判断 視空間情報処理・
情動表現の発現や理解

<テーマ>読書速度の飛躍的な向上の背景には、どのような神経メカニズムの変化があるのか? 速読の訓練、習得によって、読書以外の認知機能はいかに変化するのか?
<結果> 視空間情報処理・情動表現の発現や理解に活性化

<実験方法>
被験者24名(うち速読習熟者15名)にご協力をいただき、画面に提示された文章を30秒間黙読する「リーディング課題」を実施。光トポグラフィ装置(ETG‐100,Hitachi Medical Corporation)を各被験者の前頭部に装着し、脳活動を計測。(
写真)
※ 脳の前頭連合野と呼ばれる領野が担っている役割は、従来のIQなどでは測ることができないような、人間として社会生活を営むために極めて重要な機能であると考えられている。
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